2008年4月 3日 (木)

マイシャープ・回転繰り出し式MP/コーリン鉛筆(COLLEEN)

JIBより前の時代のMP、マイシャープ。こちらは0.5mmの回転繰り出し式です。isuさんからの頂き物です。ありがとうございます、isuさん
コーリン鉛筆 マイシャープ回転繰り出し式 発売開始時期は不明ですが、こちらの広告を見る限りでは、1970年前後は販売されていたようです。
広告についてのエントリーはこちら
コーリン鉛筆 マイシャープ回転繰り出し式









BODY真ん中あたりにある、金輪部分を回すことで、芯が出ます。COLLEENの文字も、さりげなく刻印されています。
コーリン鉛筆 マイシャープ回転繰り出し式














個人的に、ノック式MPの芯を出すときに出る「カチカチ」音が得意ではありません。なんだか神経質ですが。まして最近でたフリシャ機能のMPは…。ということで、この回転繰り出し式は大のお気に入りで、いつも持ち歩いているコーリン鉛筆見せびらかし&常用品用ペンケースに入れています。
頭部分の、この形もなかなかいいんですよね。コーリンロゴを刻印して欲しかったんですが…大人っぽいこの商品には似合わないか^^;
コーリン鉛筆 マイシャープ回転繰り出し式


さて、マイシャープは、Nikichiさんがずいぶん集めていらっしゃいます。ご興味のある方はぜひ。
>>Nikichiさんによるマイシャープのページ

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2008年3月17日 (月)

newGold/コーリン鉛筆(COLLEEN)

コーリン鉛筆のシャープ芯と言えば、ゴールド芯が圧倒的に有名なわけですが、別のシリーズ「newBlax」というのもありました。Nikichiさんのサイトに年代を追って3パターンが紹介されています。

ちなみに、1996年のカタログに掲載されているnewBlaxはこちら。
Colleenpencilfun_192_3
そして、本エントリーでご紹介するのは、このnewBlaxの亜種と考えられる、「newGold」。
Colleenpencilfun_192_1




パッケージとしては、1996年カタログ掲載品ではなく、Nikichiさんサイトに掲載されている、newBlax上から2つめのもの(NB2020)と似ています。同時期に出されたものでしょう。品番をチェックすると、NG2020とありますので間違いなさそうです。
Colleenpencilfun_192_2_2





その名の通り、中身はゴールド芯。40本入り200円。何度も言うようですが、今も販売されてたら買っちゃいそうです。



■関連エントリー(シャープ替芯)
ゴールド替芯
ゴールド替芯(2)
シャープ替芯 NEW TOUCH
虹の七色芯(非売品)・JIBシャープおまけ
コーリン鉛筆の広告(1)ゴールド芯編


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2008年3月13日 (木)

SP1020-SC/コーリン鉛筆(COLLEEN)

判明しているのは品番と価格のみ、名称(はどの商品にもついていたのかな?)や発売時期は不明ですが、スマートな雰囲気のあるMPの画像をお送りいただいたので、ご紹介します。
コーリン鉛筆 シャープペンシル 品番:SP1020-SC 値段:1000円 販売時期:不明

写真を見た瞬間、「LAMYのPUR」が頭に浮かびました。なんとなく醸し出す雰囲気が似ているような…。って、よく見比べてみたら違いますね^^;とにかく、今まで見たコーリン鉛筆のMPとは方向性が少し違うんですよねぇ。この方向で攻めてってくれてたらなぁ…。

胴軸がストンとした直線的であるので、口金とノック部分の形状が生きてます。素材感もデザインを強調している…ように思います。

▼ダブルノック式とのこと
コーリン鉛筆 シャープペンシル

PURを思い浮かべたものだから、てっきり軽いものだと思い込んでいたものの、持主の方におたずねすると、けっこう重量感アリなんだそうです。
ただ、上部が特に重く、手に持った時のバランスがいまいちで、長時間書き続けるには辛いかもしれないとのお話です。


コーリン鉛筆 シャープペンシル
本体にはどこにもコーリンの文字もマークも印刷・刻印されていないようで、シールが剥がれると、コーリン鉛筆から発売されていたとは分かりません。
そのせいで、コーリンとは気がつかずに今も保管・使用されている可能性もあるかも?


ともあれ、写真・情報をご提供くださった方に感謝!



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2008.03.14(金)追記
1995年のカタログを見ていたら、このMP(コーリン鉛筆ではSPと表記されます)とBPが掲載されていました。ちなみに1996年のカタログには見当たりません。95年が販売最後年だったのかもしれませんが、単発だった可能性もアリ、かな?
Colleenfun_188_4

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2008年2月27日 (水)

COLLEEN MATE・9/コーリン鉛筆(COLLEEN)

MP関連、再開です。コーリン鉛筆のMPでも、マイシャープ・JIBと比べると、見つけるのが困難な「MATE」というライン。Nikichiさんによると、子供向けとのこと(ファンシーな柄ものが3本ほど掲載されています)。円柱形ではなく、持ちやすい六角形になっているのも、子供を意識したからなのかもしれませんね。
ちなみにこれは赤一色なので、大人でも女性が持ったら似合いそうです。何を隠そう、私もお気に入りの一本。
Colleenpencilfun_168_1
0.9mmという太さ、BODYから口金にかけてのラインから…というか全体的なたたずまいが、なんとなく回転繰り出し式を思わせ、無意識にいつも回してしまうのですが(笑)、ノック式。
コーリン鉛筆 MATE9








コーリン鉛筆 MATE9 分度器さんによると、口金には2パターンあるようで、私の持っているのは短い方です。



もっともっとMATEが発掘できればよいのですが…。もともと流通量が少なかったのか、ほとんど残っていないようでなかなか見つけることができません。

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2008年1月14日 (月)

JIBシャープ・シングルノック式(3)/コーリン鉛筆(COLLEEN)

と比べるとシンプルなもの。私の中では、コーリンJIBシャープの基本形となっているものです。カラバリは結構あって、写真の色のほかに、緑・赤・黒マットなどを確認しています。今回はシンプルverということで色味を抑えた3本をご紹介。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル

黒とシルバーは同型。ゴールドはちょっと型が違っています。
で…ゴールドの方は、よく見ると横にヘアラインのような加工がしてあります。見えるかな?JIB・COLLEENも印刷ではなく刻印(というのでしょうか?)で、ちょっと凝った感じ。同じ500円なのですが、私はゴールドの方が好み。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル


軸尾部分のアップ。クリップは取り外しできません。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル












そして分解。やっぱりゴールド芯が多めに入ってます。う~ん、太っ腹な時代だ。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル

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2007年12月24日 (月)

JIBシャープ・シングルノック式(2)/コーリン鉛筆(COLLEEN)

前回に続き、コーリン鉛筆MP「JIBシャープ・シングルノック」からの1本。カジュアルな雰囲気のあるこちらと違って少々シックな感じですが、JIBシャープは(私の知る限りでは)割とシックな物が多いように思います。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル 右のメタリック茶色はisuさんからの頂き物(頂戴してばっかですね^^;;)、左は色違いの黒。 
当時価格は500円です。

このMPの特徴は2つ。

(1)グリップ部分が16角形!もの多面コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル
写真で分かるでしょうか?ダーマトグラフで印をつけながら数えたら16面もあって驚きでした。細かな仕事です。くるくる回たときの、光の変化が奇麗。

(2)短め・細め
全長12.5cmとやや短め。細身です。手帳使用を前提に作られたのかもしれません。
細身なのですが、上で述べたように、グリップ部分に工夫があるので、多少は持ちづらさが軽減されてる…かな?コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル


これもお気に入りなのですが、冬の間はあまり出番はなさそうです。樹脂製と違ってヒンヤリしてるんで、冬に使うにはちょっとツライんですよねぇ。早く夏来て!(笑)


▼おまけ
当然のことながら、入っているのはゴールド芯。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル

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2007年12月13日 (木)

JIBシャープ・シングルノック式(1)・追記あり/コーリン鉛筆(COLLEEN)

古い時代のコーリン鉛筆MPの中でも、一番多く出回っていただろうかと思われるのが、「JIB」のシングルノック式。そのJIBシャープは金属軸であることが多いのですが、こちらは、珍しく樹脂製軸です。形状も、クリップ金属部分が一番太く、先端に向かってシュッと細くなっていっていて、JIBシャープとしては珍しい。
実はこれ、isuさんからの頂き物。isuさん、ありがとうございます!…やっとエントリーできました(汗々。

コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル
クリップ付近の色と、ほか部分の軸色が違っています。
どうやら元の色はクリップ付近の色のようで、ほかは日焼けして濃くなったんじゃないかなと。ひっくり返して裏面を見たら、やはりクリップ付近の色と同じです。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル
クリップ金具からキャップ部分にかけてのデザインも特徴的。先に向かってシュッと細くなっている軸ラインとも合わさって、全体的に面白い形になっています。
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル


コーリン鉛筆に限らず、昔のMPには、替え芯が何本も入った状態で売られていたように記憶しています。これにも5~6本の芯が入っていました。もちろんゴールド芯です。


こちら、大のお気に入りで、「コーリン鉛筆持ち歩き用ペンケース」にいつもちょこんと入っています。



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2008.12.14(金)追記
isuさんにコメント欄で教えていただきました。なんと、軸尾のクリップ上~キャップまでの部分は樹脂製なんだそうです。どうりで全体的に軽いはず。コメント欄でも書きましたが、わりと頭でっかちのデザインなのに重心が上の方に行かずに持ちやすい・書きやすいのは、このお陰なんでしょうね~。isuさん、教えてくださってありがとうございます。
同時に「クリップを取り外して使ってみるのもお勧めです」とのアドバイスもあったので、早速外してみました。

▼とりあえず軸尾部分を分解
こうして見ると、軸部んとこが明らかに金属じゃないことが分かります。(写真だと分かり辛いかもしれませんが、直接見ると一目瞭然なのです)
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル


▼クリップを外したところ
む。なんだか可愛い。帽子を被った、顔の長~いどんぐり坊やに見えてしまいます(笑)。 
コーリン鉛筆 JIBシャープペンシル

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2007年11月24日 (土)

JIBシャープ・ダブルノック式・ラバーグリップ/コーリン鉛筆(COLLEEN)

お待たせいたしました。ここから少し続けてコーリン鉛筆のシャープペンシル(MP)についてエントリーしていくことにします。

コーリン鉛筆のMPは、古い時代ですと、3つのシリーズが知られています。
「マイシャープ」「MATE」「JIB」。
JIBが発表されたのは1972年7月。ちなみにゴールド芯は同年10月。ほぼ時を同じくしており、この2つがパッケージングされて売られていたこともあったようです(Nikichiさんのサイトで商品紹介入りで説明がありますのでぜひご覧になってください)。
マイシャープはそれより前の時代です。少なくとも1970年より以前から販売されていました(1970年2月号の雑誌に広告が掲載されています)。
MATEは実はよく分かっていません。が、商品を見る限りでは、マイシャープと同じくらい古いように思います。

時代が新しくなると、イタリコシリーズのMPが出てきます。それ以外は、これといったシリーズものはありませんでした。かろうじてSelf Slideという名前で低価格MPと中(?)価格MPの展開があったくらいでしょうか。


…能書きはどうでもいいですね(笑)。
タイトルにある商品を見ていくことにします。
Colleenfun_169_1

こちら、JIBシリーズの1本です。当時価格1,000円。
よく知られているJIBの中でもちょっと特異なスタイルの一品。注目したいのはグリップから下の部分。

横に溝と、縦に細かな溝の入った、凝ったラバーグリップ。わりと硬めです。その先にはダブルノックの口。この2つが、全体的にハードな雰囲気を醸し出しています。
最初に見たときに、なんとなく、バズーカ砲を思い出しました。これでボディがカモフラだったりすると、まさにそのもの!

Colleenfun_169_2 こうやって見ると、今でも十分通用しそうなかっこよさがあるんですよねぇ。JIBとしては珍しく男っぽい空気を漂わせています。
私、基本的にはラバーグリップなるものが好みではないのですが、これは許せてしまいます。コーリンだから、ではありません。多分、このギザギザの溝が、ラバーと指との密着面積を少なくしてくれるのと、ギザギザ溝が心地よい刺激になるからなんだと思います。そういやコヒノールの溝色鉛筆もついつい握っちゃうんですよねぇ…。
Colleenfun_169_3



Colleenfun_169_4

色は、この黒のほかに、某オクにてグリーン・ワインレッドの2色を確認しています。
Colleenfun_169_5 Colleenfun_169_6


これをお読みの方で、もしかしたらお持ちの方がいらっしゃるのでは?!とちょっと期待したりして(笑)。


ひさびさにこちら。何か情報出てこないかなぁ~。
「コーリン JIBシャープ」の検索結果はこちら


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2007年5月13日 (日)

虹の七色芯(非売品)・JIBシャープおまけ/コーリン鉛筆(COLLEEN)

入手ほやほやのコーリン鉛筆"虹の七色芯(非売品)"、0.5mmMP用の替芯。いつもお世話になっている分度器さんにお分け頂きました。ありがとうございます。Nさんの情報によると、昭和51年頃のJIBシャープ販促商品のようです。

ネーミングである「虹の七色」の訳はこちら。じゃーん!コーリン鉛筆 虹の七色芯

コーリン鉛筆 虹の七色芯品番:不明 硬度:不明 値段:非売品
昭和51年ごろのJIBシャーペン販促キャンペーン商品らしい
芯直径:0.5mm 7色・14本入

右から、紫・青・赤・水色・オレンジ・緑・黄色と、7色あるんですよ。てっきりゴールド芯のように黒芯に色をコーティングしてあるだけと思いきや、さにあらず。なんと、色芯なんですよ、これ。「販売したら売れるのに」と仰る方がいらっしゃったんですが、全くその通り。今もあったら絶対買うのに~~>< と思いつつ、まずは試し描き。もちろんMPはJIBシャープ使用。

▼JIBシャープ
写真はシングルノック、500円のもの。オマケで入ってるゴールド芯の本数が多いです。太っ腹だな~、コーリン君。
コーリン鉛筆 JIBシャープ
▼紫

コーリン鉛筆 虹の七色芯 
▼青
コーリン鉛筆 虹の七色芯
▼赤
コーリン鉛筆 虹の七色芯

▼水色
コーリン鉛筆 虹の七色芯
▼オレンジ
コーリン鉛筆 虹の七色芯7

▼緑
コーリン鉛筆 虹の七色芯

▼黄色
コーリン鉛筆 虹の七色芯


見た目の芯の色よりも、やや薄めに色が出ます。紫は色が出づらいです^^;
でね、試し描きをしていて分かりました。これが一般販売されずにオマケとしてだけ存在していた理由が。

折れるんです!

それはもうポキポキ、ポキポキと。決して筆圧は高いほうではないし、貴重なものだから折ってはいけないと慎重にかいたつもりなのですが、それでも何度も折ってしまいましたorz
よくよく考えてみると、焼きを入れる黒芯と違って、色芯は乾かすだけのもの。このため色芯は黒芯と比べ強度が弱く、芯が太めであったり、軸も六角軸ではなく丸軸のものが多いと聞きます。3mm、太いものでは4mmもある色鉛筆の芯(もちろんもっとバリエーションはありますが)でもそうなんですから、ましてや0.5mmしかない、可憐な細さのMP用替芯では、その強度たるや……お察しください(笑)。
これ、オマケだからよいようなものの、もし一般販売してたらクレームの嵐だったに違いありません(苦笑)。電話を受ける人にだけはなりたくないなぁと、要らぬ心配をしてしまいました。色芯をケースに入れるお仕事も大変だったろうなぁ、折れないように気を使って。と、またここで要らぬ心配をする私w

そんな繊細な「虹の七色芯」、非売品であったがゆえに、そしてその折れやすさゆえに、幻の一品かと思われます。

▼オマケ
JIBシャープのオマケ芯には、「ホワイト芯」なるものも存在していた模様。現物は確認できておりません。どなたかお持ちの方は、是非写真をKero556にお送りくださいませんか。地団太踏んで羨ましがりますので(笑)。研究のために是非よろしくお願いしますm(_゛_)m
コーリン鉛筆 JIBシャープ

追記:コーリン鉛筆のMP替え芯については、にきちさんのサイトに詳しく・多種類、紹介されています。
にきちさんの収集っぷり&知識には、いつも感心&尊敬です。
(にきちさん、お元気かな~?)
http://karikachi.kitunebi.com/bungu/colleen/shin.htm

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2007年3月29日 (木)

ゴールド替芯(2)/コーリン鉛筆(COLLEEN)

ゴールド替芯/コーリン鉛筆の続報です。
Yahooオークションで、少し前にゴールド芯の陳列ケースが売られているのを見かけました。保管場所が無いため泣く泣く入札をあきらめたのですが、これ、ちょっと珍しいので、キャプチャでご紹介。なんと、チャップリンがキャラクターとして使われていたんですよ!
ゴールド替芯 コーリン鉛筆

拡大してみます。
ゴールド替芯 コーリン鉛筆

どうしてチャップリンなんだろう…。"金"つながりの「黄金狂時代」から?!まさか、ね?(笑)
実際に、この陳列ケースで売られていたのを見た方、いらっしゃいませんか?

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