アルバム用鉛筆No.730/コーリン鉛筆(COLLEEN)
新年第一回目のエントリーは、コーリン鉛筆のアルバム用鉛筆。
若い方だともしかしたらピンとこないかもしれませんが、昔、アルバムと言えば、黒い厚紙の台紙に、△のシールで貼り付けていた時代もあったのです。
写真の説明を小さな紙に書いて写真と一緒にアルバムに貼る場合もありましたが(うちの母はそのスタイルでした)、台紙に直接書き込む方もいらっしゃる。でも黒台紙に黒鉛筆はもちろん、普通の色鉛筆でも文字が読みづらい。ということで、発売されたのが、アルバム用鉛筆。
箱を見ると、おなじみコーリンの顔マークが、後期のものとは違うのが分かります。またJISマークも付いていません。これは外箱も、鉛筆も同様です。なので昭和26年以前のものか?と思ったのですが…
日本鉛筆工業共同組合のサイトにレトロな鉛筆がいくつか紹介されています。その中に、戦後の三菱鉛筆製のアルバム用鉛筆が掲載されていますが、こちらは白とセピア色のものでした。
日本鉛筆工業共同組合-鉛筆ミュージアム(2ページ目・左下参照)
今回入手したコーリン製のものは、金色です。金色が出るのは、一説によると昭和32年からということなので、JISマーク無しのこととあわせて考えると、ちょっと発表年代に謎が残る一品です。
さて、実際に(黒台紙のアルバムがなかったので、)黒い画用紙に書いてみました。なかなか悪くありません。はっきりと判読できます。悪くないですね、さすがコーリン。
金色なら他社製品にもある、ということで、特にアルバム用と銘打っているわけではありませんが、他の金色鉛筆とも描き比べ。
以前に白い紙に金銀を描き比べてみたことがありますが、黒地だと、さらに色の傾向がはっきりと出ますね。白に描いたときには良さそうだったホルベインやプリズマカラーは、どちらかというと茶色系(か?)で沈んで見えます。ポリクロモスやコーリン現行のNo.770は白味が強い感じ。相変わらず、パブロは残念な子…(苦笑)。
のんびり自分のペースで、今年も古いコーリン鉛筆商品を発掘・エントリーしていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
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