チーク材色鉛筆(3)/コーリン色鉛筆(COLLEEN)
コーリン色鉛筆のチーク材色鉛筆、第三弾。「自分でメンテナンスしてみたよ!編」でございます。別名、「鉛筆なのにメンテとか何事?!編」とも言います。
さて、件の商品をお持ちの方は、どうか取り出して、鉛筆軸を撫で撫でしてみてください。ほっぺすりすりでも構いません。
「んー?これはー…(言えない)」と思ったアナタ。ごにょごにょしなくても大丈夫!私が言いましょう(笑)。そう、「ちょっと軸の仕上げがあらいんじゃね?」です。木そのものの質感を楽しむにはこれが一番なんだとは思います。ただ、手に持って普段使いするには、もう少し滑らかでいてほしい。(内側からワックス成分が出てきますから、しっとりはしてんですよ。)
ということで、秘密兵器をgetし、ちょいちょいと手をかけてみました。
「手をかける」。はい、これキーワードきました。
左から、
(1)そのまま
(2)サンドペーパーで磨いた後、出てきた粉を本体にこすりつけ、さらに柔らかい布で磨く
(3)さらに天然ワックスを塗りこんで磨く
です。違いが分かるでしょうか?
さらにドンっ! ピンク矢印部分に注目すると分かりやすいかもです。
(1)何もしてない
ちょいと木の質感がそのまま過ぎ。かも。しっとりはしてるんですが、ささくれが手に当たる。
(2)サンドペイパーでこすったあと、出てきた粉を溝に埋め込む気持ちで指でなすりつけ、さらに、布で磨きます。表面が滑らかに優しくなります。すべすべすべすべ、いつまでも撫でていたくなるのはこの子。チークらしさを大事にしたいなら、この段階の処理で充分です。
(3)さらになんかやってみよう!と、ワックスを塗り込み磨いたver。チークらしさは減りますが、たいへん見目麗しくなりました。ついついライトの下で何度もうっとり眺めてしまう逸品の出来上がりヽ(´ー`)ノ
使ったお道具はこちら。
・ダイソーで買った、#400と#600のサンドペイパー
・使い古したフリース(その時履いてたパジャマの裾でぐいぐい磨いたとか内緒)
・天然ワックス君(食べてもだいじょぶ!実際食べてみましたがちっとも美味ではなかったので、もうわざと口にするのは止します…分かった方も食べないようにw)
売り場に並んでいる段階で完璧な商品は数あれども、「自分で手をかけることによって、使い心地や美しさが増す」色鉛筆はそうそう無いんじゃないかと思います。そんなことさせんなよ!というご意見もあるでしょうが、私は、こういうモノがあってもいいんじゃないかなぁと。
何より、自分で手をかけることにより感じる愛着も一入です。この、絵を描く「道具」が可愛くて仕方なく。暇さえあれば、眺めたり、撫でたり、ぐりぐり描いたり。
上質で贅沢な作りのモノが「大人の○○」と称して売られています。文具だけに限らず。でも、単にそれを買ってきただけではツマラナイ。自分で何かしら時間や手間暇をかけることで、それが自分の手になじみ、自分だけのモノとなる。これってとっても贅沢かつ大切なことですよね。これぞ「大人の」色鉛筆。「趣味的」で「使う人を選ぶ」「選ばれる」色鉛筆。じゃないかしら、と思った次第。
あ、なんか綺麗にまとまった?(照笑)
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