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2007年7月 1日 (日)

Young Generationシリーズ No.3184(2)~三角軸の取り方/コーリン鉛筆(COLLEEN)

2007.07.05
5日ほど留守にするのでコメントへのお返事が遅くなるかもしれません。m(_゛_)m
エントリー更新は帰ってきてからとなります。
途中で短めの報告はするかもしれませんが…。 Kero556

Young Generationシリーズ No.3184/コーリン鉛筆(COLLEEN)の第二弾、スラットからの三角軸の取り方について考察してみることにします。

そもそもはこの本に載っていた、「効率的な三角軸の取り方」に疑問を感じたところから始まります。一度読んだときには「なるほど、そうだよな~。下のほうが廃材が出なくてお利口さんだよなぁ」と思ってたんですが…
コーリン鉛筆 No.3184
コーリン鉛筆 No.3184
よくよく図を見てみると、解説には「木のむだを防ぐ実用的な方法はどちらであるか明白である」と書かれていますが、ちょっと待って?ほんとにこんな方法で取れるわけ?だって、ほら、スラットの合わせ目を描き入れてみたら…芯の位置が変じゃないですか。と疑問爆発。
  ↓
コーリン鉛筆 No.3184
実際のところ、このコーリン鉛筆No.3184も、他メーカーの三角軸鉛筆も、本のいうところの上の方法でカットされている模様です。

▼コーリン鉛筆No.3184の断面
三角形の頂点から底辺真ん中に向かって、スラットの合わせ目があるのが見えるでしょうか?



コーリン鉛筆 No.3184
▼左:トンボかきかた鉛筆、右:Faber-Castell Art Grip Aquarelle
やはりこれも頂点から底辺中央に向かって木の合わせ目があります。
コーリン鉛筆 No.3184 

理論的にはヘンリー・ペテロスキーの言うように、Bの方法が効率的なんでしょうが、昔のコーリン鉛筆だけでなく、今まさに生産されている三角軸鉛筆すら"非効率的"な取り方をされているのには、きっと理由があるはず!

ということで、やっと本題(ここまでが長かった^^;;)。三角軸の取り方を考えてみます。例によって、あくまでもKero556の想像の世界ですので、間違ってるわよ!変だわ!正解はこうよ…うふふ、ってのがあれば、コメント欄かメールでご教授をm(_゛_)m


まず、本に記載されているA,Bのスラットの断面図を、実際の、木と木を貼り付け芯が入った状態の断面図にし、カットのラインを破線で入れてみます。
コーリン鉛筆 No.3184
この時点で、「Bは変だろう」と思われる方もいらっしゃるでしょう。とりあえず、先に進みます。

これをカッターで断裁します。カッターの形状は、全くの想像ですので、実際の形とは異なってる可能性大大です。あくまでもイメージ^^;
コーリン鉛筆 No.3184

右は切り離されたところ。(クリックして大きくしてご覧ください~)
コーリン鉛筆 No.3184
AはそのままでOKですが、Bは多分、切り離したままじゃつかえません。なぜなら、芯が、木の中心に位置していないから。このカットの仕方だと、上よりに芯がきちゃうんですよね。これでは鉛筆削りで削ったときに芯が折れちゃって使い物にならないハズ。てことで、芯を中心にもってくるように、さらにもう1工程が必要になってくるんじゃないかと思います。つまり、余分な下側をカットするという作業。これによって、芯が中心にきます。これでもBの方が廃材は圧倒的に少なくて済みますが、1工程増えるってのはいただけない!バラされた鉛筆に対して底をカットするという作業だから、繋がってるのをカットするよりさらに面倒!私ならやってらんない!

というようなことで、廃材を少なくするカット方法があるのは分かってるけど、余分な工程を嫌ってAの方法を各社採ってるんじゃないかと思うんですよね~。どうでしょうか?トンボさん、Faberさん。


▼ご参考まで
四角軸の取り方についての考察
廃材(おがくず)を利用した北星鉛筆のおがくず粘土「もくねんさん」
  ↑
廃材を資材として再利用した良商品だと思います。

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コメント

なんとなく、この鉛筆の三角形っぽいかたちを見ると、ロータリーエンジンを連想します。あのかたちって、どこをとっても同じ幅になってるんですよね。
ということは、丸い鉛筆をつくるのとほぼ同じようなやりかたで加工できるのではないか、とちょっと思いました(うまく説明できませんが…)。案外、削る部分もそう多くないのかも知れません。

投稿: 早瀬かをる | 2007年7月 1日 (日) 21時04分

>かをるさん、
ロータリーエンジン、似てる!!w
画像を探してるうちに、「ロータリーピストン アシュトレイ」
という商品に行き当たり、激しく購入欲を刺激されました(笑)。
そうかぁ、丸軸鉛筆の切り出し方も検討してみないといけないですね。
ああ、想像だけでなく、実際の現場を見てみたい~><

投稿: Kero556 | 2007年7月 3日 (火) 07時56分

もしかしたら、コーリン製品の構造についても明らかになるようになるかもしれませんね。
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07070505.cfm
びっくりしました。自分がコーリン鉛筆探しに奔走している間、元社員の方もタイで頑張っておられたのですね。
>が、最近、インターネットで倒産前の商品が話題になっていると知り、「まだ忘れられていない」と考え直した。
もしかしたら、Kero556さんのメールによる地道な働きかけのおかげでしょうか。それとも、「コーリン鉛筆カタログ化計画」自体のおかげ?・・・

今、留守にされているようなので返信は無理なさらなくていいのですが、大ニュースだと思いますし、もうご存知だったかもしれませんが、コメントさせていただきました。

投稿: たけくろ | 2007年7月 5日 (木) 18時38分

>たけくろさん、
ほんと、大ニュースですよね~><
思わずキオスクで新聞を買い占めてしまいました。と言っても、私が知ったときには既に午後になっており、店頭には並んでいなかったため、店員さんにバックヤードから引っ張りだしてきてもらったのですが。あのときの店員さん、どうもありがとうございました。永久保存版にしておこうと思います。

投稿: Kero556 | 2007年7月10日 (火) 00時15分

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